こんにちは!
静岡県菊川氏にある「株式会社 石周」です。
HPをご覧くださり、ありがとうございます。
お客様が心穏やかにご先祖さまを想える
そんな場所を作っていくのが私たちの願いであり、使命だと考えています。
墓石に関することなら、お気軽にご相談ください。
「おぼしき事言わぬは、腹くくるわざなれば
筆に任せつつ、あぢきなきすさびにて、かつ破り捨つべき物なれば、人の見るべきにもあらず」
これは、吉田兼好の「徒然草」第19段にある一節です。
言いたいことを言わないでいると、ストレスがたまる。
だから、自分の外に吐き出した方がいい。ストレートに口にしたほうがいい。
といった風にも受け取れるような解釈ですが
兼好は「おぼしき事」を人に向かって吐き出せと言っているわけではなく
「筆にまかせて書き、書いたら破り捨てれば、人の目に触れない」と語っているのです。
想ったことは書き出し、いったん外に出す。
こうして、腹が膨れてしまわないようにする、というわけなのです。
どこかで、「人生のカウントダウンが始まった。」と
そんな気持ちを持つようになったら
書き出すことによって、もろもろの感情を吐き出し
毎日、心を空っぽにして置くことも大切かもしれません。
昨今、中高年のあいだで「エンディングノート」が人気だといいます。
しかし、必ずしも「死」を意識したノートというわけではありません。
人生の終章をどのように生きたいかを考えることにより
むしろ、自分の心の奥を見つめる作業でもあります。
腹が膨るることのないよう
兼好のように、書くことで諸々の感情を吐き出し、心を空っぽにしておく。
これからの日々を重ねるうえで、有意義な習慣ではないでしょうか。
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